小松益喜を語る

伊藤誠 南風対談 わが青春の日々 森田修一
廣田生馬 和田青篁 父を想う

「宴会芸とは無縁の人」の心遣い

いつくしみ深き 友なるイエスは 罪とが憂いを とり去りたもう

こころの嘆きを 包まず述べて などかは下さぬ 負える重荷を

いつくしみ深き 友なるイエスは われらの弱きを 知りてあわれむ

悩みかなしみに しずめるときも 祈りにこたえて 慰めたまわん

いつくしみ深き 友なるイエスは かわらぬ愛もて 導きたもう

世の友われらを すて去るときも 祈りにこたえて いたわりたまわん

「おや?」と思われる、読者がおられるかも知れない。

実のところ私も、クリスチャンでない悲しさ、小松さんの紹介された「月なきみ空…」を、この葬儀の日まで、「賛美歌」とばかり信じていた。神戸教会での葬儀当日、葬儀次第に記されたこの賛美歌第312番の歌詞を知るまでは、そうだとばかり思い込んでいたのである。