<<解説>>
この家の主人はインテリの弁護士の人で、好意的だったし、僕も好きな人であった。建物も現在まで保存されており、何回も絵にかいた。(デッサンが後ろに収録されている(注))
右の茶の鎧窓の家や左の家はアパートにたてかえられてしまい、今はただ一軒、赤レンガと白い壁だけが残ったわけだ。
この頃の一連の作品には、手前に樹をおいたり、家を配し、構図に一時期の変化があった。
(注)画集では後方のページにこの建物のデッサンが収録されている。当サイトでは素描のページで紹介しています。