赤レンガ塀の家油絵・S20号(64×64)/ 制作=1967年
60号の絵のエスキースである。カーブした細い路地のこの家は、もとはドイツ人の染料技術士のものだったらしい。現存する建物で、今この描いた所に立ってみると、ヒマラヤ杉が大きく育ってバックとなり、かえって絵になるように思う。ただし、中国華僑と台湾華僑のトラブルのためか、レンガべいの上に高さ1.8mの板がぐるっとはりめぐらされてしまい、絵にかくことは出来なくなっている。