異人館と階段油絵・S60号(131×121)/ 制作=1970年
僕の絵の中では変った構図のものである。
家々の大小がおもしろく、正面奥の小さくみえる屋根々々が、全体に絵の大きさを強めている。
赤レンガのへいと階段のある家はドイツの実業家のもので、よく招かれてコーヒーをごちそうになったものである。夫妻は今も健在である。左の中国人の家々は今はこわしてすっかり現代風な家になってしまった。