作品紹介

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楠の大木のある家

楠の大木のある家
油絵・F40号(87×97)/ 制作=1969年

油彩3
北野町の古き家 グラッシャニ氏邸
赤レンガ塀の家 灰色の家
水色と黄色の異人館 陽の当る家々
旧、英国人アブラハム氏邸 楠の大木のある家
異人館と階段 北野町の白い家
<<解説>>

これも北野町の家で、何回も描いた所だ。白系ロシア人の婦人が1階と2階に1人ずつ住んでいて、「絵をかいてはいけない」と注文をつけられたりしたが展覧会に出品した時の絵葉書をさし上げると喜んでくれた。

それ以後「オレンジがとれたからいらっしゃい」などと招かれて行ってみると、夏みかんが一つだけ実っていた。異国に住む人の淋しさを感じたものである。

駐車禁止のふだも、黄色のバランスをとる役をはたしている。そばの門扉のブルー系の色と調和して、美しかった。