作品紹介

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オリバー・エヴァンス商会

オリバー・エヴァンス商会
油絵・F50号(91×118・)/制作=1936〜1938年

油彩1
英三番館 オリバー・エヴァンス商会
ガス灯のある風景 元居留地・浪花町風景
江戸町懐古 古い門・古い家
山本通り風景(グリーンのよろい窓) 山本通り3丁目風景
両替店 白系ロシア人の家
<<解説>>

もと居留地明石町、今の大丸のななめ向い岩井産業の浜側にあった。

これも雑貨屋・輸入商で、ウイスキーや清料飲料水を多くあつかっていた店だ。

一階が商店、階上は住居になっているのは、居留地に多くあった建てかただ。この建物は入口が小さく、その上に小さな看板がつき出ていて構図上おもしろい役をはたしていた。

この時期の絵はすべてファウンデーションが大切にされ、石の所は石のように、カベはカベらしく、とマチエール(はだ合い)を生かすようにしていた。イエローオーカーの石でさえ、ホワイトのファウンデーションにして、上からアンバー系の色をグレースしたものだ。

居留地にはこうした建物が300軒も並んでいたが、ほとんどが戦時中の空爆でやられてしまった。これも戦争消失である。