塗り変えられたスタディ二ック氏邸油絵・F100号(130.3×162)/ 制作=1972〜74年
これは山本通りに南側にある、白系ロシア人のスタディニック氏のいた家である。息子さんはアメリカに渡り、老母と年老いたアマさんが長く住んでいた。
このアマさんが親切で「さあさあ、お描きなさい」といつも邸内に招いてくれたり、表からかかせてくれたりで嬉しかった。
やがて老母が亡くなられ、このアマさんも養老院に入ってしまわれ、淋しくなった。