作品紹介

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渡り廊下のある異人館

渡り廊下のある異人館
油絵・F60号(121×130)/ 制作=1970年

油彩4
神戸異人館の建設者ハンセル氏邸 山本通りの異人館
渡り廊下のある異人館 丸と角の出窓の家
最後の異人館 塗り変えられたスタディ二ック氏邸
陽の当る家 冬のスタディ二ック氏邸
桃色の家 初夏の神戸
<<解説>>

非常に保存がよく、すべてが大切にされている。(ただ1ヶ所、入口近くのひさしの飾りの板だけは失われ、屋根がつけられたが。)

それというのも、全てが堅実につくられているから可能なのだろう。

レンガはイギリス式で、一番堅牢な積み方である。時がたつにつれ苔が生えていろんな色調をかもしだす。それもうわべだけではなく前の溝にまでレンガがしきつめてあり、家の土台からしっかりしていて、外国人の物の考え方を見せつけられる思いだった。

戦争中に、灰色の壁、黄緑色の鎧窓、ダークグリーンの柱と窓わくに塗られた頃が、僕の一番の“お気に入り”だった。 (山本通りに現存、門兆鴻氏邸)