線路沿いで写生

1968(昭和43)年  64歳
1月、神戸、そごうデパートにて油絵素描展。
7月、大阪、梅田画廊にて個展。
9月、第32回新制作展出品。「旧ハンセル氏邸」「レンガ塀の家」「夏の異人館」「港の見える風景」


1969(昭和44)年  65歳
この頃から、北野町異人館の保存運動の動き。建築家や研究者の間で話題にのぼる。朝日新聞社主催“神戸の面影”展開催。約40点。(写真・中山岩太、絵画・小松益喜)
9月、第33回新制作展出品。「レンガ塀と白い家」「楠の木と黄色の家」「桃色の家」「古い家」「赤煉瓦の塀とみどりの家」
12月、1ヵ月のソ連写生旅行(レニングラード)。


1970(昭和45)年  66歳
1月、帰国。
2月、神戸、ぎゃるり−神戸にて、“北欧冬の旅作品展”。
6月、高知市中央公民館主催の中央公民館展示場開設記念に“小松益喜作品展”油絵32点展示。
9月、第34回新制作展出品。「白い家、みどりの鎧窓」「爽竹桃の咲く頃」「レンガ塀のある家」


異人館写生

1971(昭和46)年  67歳
2月、中外書店より大型デッサン集「古き神戸(異人館)」 出版。
9月、第35回新制作展出品「山本通M氏邸」


1972(昭和47)年  68歳
9月、第36回新制作展出品。「丸と角の出窓の家」
9月、大阪、近鉄デパートにて素描淡彩、楢原健三と“大和路風物展”
11月、大阪桂画廊にて個展。