作品紹介

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大きなガス灯のある異人館(PASAGA DE KITANOCHYO)


大きなガス灯のある異人館
(PASAGA DE KITANOCHYO)

インク・デッサンに淡彩/ 制作=1939年頃

素描
PAYSAGE DE YAMAMOTO DORI 中山手風景
山本通り一丁目 商館と貿易会館
居留地三十番館 リプトン商会
北野町、ハッサム氏邸 白と緑の北野町の家
大きなガス灯のある異人館(PASAGA DE KITANOCHYO) 一の谷風景
<<解説>>

このあたりにただ一つ残っていたガス灯もこの頃すでに電球が用いられていた。門のアーチの上にあるのに、いやに大きく書いたのは、僕が気に入っていたからだ。

黄色とライトレッドの色の組み合せは異人さん好みである。赤いエントツのこった組み方はハッサム氏邸と同じなので、同じ人が設計したのかも知れない。この建物は徳島県へもらわれていくことになり、もう解体されてしまったものだ。

黒インキのタッチは荒いが、情熱のこもったデッサンだ、と思う。